自転車だって「くるま」です

Last up date 2000/9/1

自転車編

後ろはVG20DET(グロリア)
2000/8/20　延びた自転車チェーン
　まず写真を御覧下さい。この二つ、元は同じものでした・・が、長年の使用で上のチェーンは延びてしまいました。こうなるとレスポンスも悪いし、外れ易くもなります。

　そこで、普通の人はまずしないであろうチェーン交換を行い、その様子を撮影しました。チェーンのピンを矢で押し出すのですが、この矢が曲がってしまうとなかなかスムーズにネジは回ってくれません。私はそれで無理して回して、一番下の写真のようにハンドル部を壊してしまいました。

　あと残っているのは微調整というところまで来ました。自転車のことならかなりの部分修理できるはずです。皆さん、ご要望があれば何でも言って下さいませ。私は時間が許せばすぐ修理に掛かるでしょう。

　今回は同時に、変速ワイヤーも交換しました。ワイヤーが一番良く切れるのは、端のタイコの部分と、ワイヤーが曲がっている部分です。特にアウターカバーがなく、露出している部分は、錆びて一本ずつ切れて行きます。と言っても交換に特別な、道具も知識も要らないのですが・・使用後のワイヤーの処理も含めて、普通は店に・・お願いしてまで替える人はいないんですよねぇ、切れてから皆さん慌てるんでしょうね。

2000/8/20　チェーン切りの使い方
後ろはGA15DS(サニー)
2000/8/20　壊れたモノとより良くなったモノ・・
タイヤとホイールセット重量(1本当り)
主な車種 タイヤサイズ ホイールの種別 重量 タイヤの状態
プレセア・シビックなど 185/65/14 スチール 14.1kg ノーマル
↑ 195/60/14 アルミ 15.2kg
マーチ 155/70/13 スチール 10.8kg 冬用・8分山
サニー・ターセルなど 175/70/13 13.7kg 冬用・新品
↑ 175/60/14 13.8kg 冬用・8分山
ミラ・アルトほか 145/70/12 9.7kg 冬用・8分山

×4で一台分です。ちなみに、タイヤ単体では
155/70/13(5分山のノーマルタイヤ)が4.5kg(1本)
でした。他のサイズについてはデータがありません。なおこれらは、家の体重計によるので多少の誤差はお含み下さい。

　今回私の自転車は、普通の2倍の使用による消耗でギア・ハブ周りが駄目になったので(交換する部品が無いと言われた)、もう部品取りとしての道しか残っていなかったのです。自転車としては結構長く、大事に使ってやったつもりですが・・対照的な人もいらっしゃいますけどね。

整備日誌

　冬用タイヤを外す。この場合、ねじ部分が錆びてナットが本当に回らないものがあります(この場合回ると、ギーギー音を立てます)。特に私は中学生並みの筋力しかなく、レンチに乗っかっても蹴り下ろしても、どうやっても駄目な場合もあります。錆びてしまうのは、管理が悪いからなのですが、中古ならそういう車もあろうし、下手をするとねじ部分ごと、ごっそりもげてしまいます。実際「きついなあ」と言いながらレンチに乗っかった時「回った」と思ったら、もげていた事もありました。このねじは代えられるのでまだ大丈夫ですが場所によっては、ねじ切った＝廃車という場合もあるので注意が必要です。
　ではどうしたら良いのでしょう。業者に頼むのが賢明かもしれません。お勧めはしませんが、私は鉄パイプを継いで回しています。本当は良くないのですが、踏んだり蹴ったりするよりはマシなので。騒音をこらえてナットを外すとまず、ねじ部に潤滑浸透剤を吹きます。本来、こういったねじ部には吹かないのが原則ですが、締めるとき、これでもきつい位ですし、錆びて緩みっこないのですから問題ありません。ただ錆びがなく、スムーズに回るのならば吹かないほうが良いでしょう。
あと、エアロ形状などのホイールはその設計上、回転方向指定のものもあるので、くれぐれも注意してお取り付けください。それと締付トルクと空気圧にも。

　ところでその折「アルミホイール(某社純正のディッシュタイプ)ってそんなに軽いのか」と思って家にあったタイヤを秤(はかり)にかけました。その結果が左の表ですが、なんとワンサイズ違うとはいえ、スチールのほうが軽い(色付欄参照)。じゃあ、あの高い値段はカッコだけに払ってるのか、馬鹿みたいだなぁ。
　ちなみにばね下重量(つまりタイヤとホイール(とブレーキユニット)の重さ)が軽いと乗り心地は良くなります。たかが1.1kgとはいえ7.8％増になりますから、影響がないとは言えません。